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2011年4月 2日 (土)

決して忘れてはいけないもの。

地震から3週間経ちました。
桜がちらほら咲いて、新しい年度がはじまりました。

テレビもだんだん普通のプログラムに移りつつあります。
何事も無かったかのような、明るい笑いがテレビから流れてきます。

CMもさんざん見せられたACから、
商品を紹介する明るい内容が多くなってきました。
でもサラ金のCMは、まだちょっと待ったほうがいいね。

神戸の震災の時も、9.11のテロの時も、
JR西日本福知山線脱線事故の時も秋葉原大量殺傷事件のときも。

大きな事件、悲しい事件のあった後、
辛さ悲しみを被害者、被災者と共有していたかのような人々の気持ちは、

悲しいかな、やがて何事も無かったかのように
風化して忘れていってしまいます。

明日に繋がるために、それは必要な事なのでしょう。
元気になって経済を活性化させる事が、
それこそが本当の支援になるのでしょう。

でも、最近の自分は地震のニュースを見ると、
違う意味で辛くなります。

あまりにも日本以外の他の国が、
日本の事を大切に考えてくれていたことがわかって。

たとえば、スリランカの国の人が、
数年前のスマトラ島沖の大津波の際に、
日本が一番先に支援してくれた事を憶えてて
恩返しをしたいと、同じスリランカの仲間を集め、
避難所でカレーの炊き出しを6000食も配ったり。

モンゴルでは、孤児の児童施設にいる子供たちが、
大切な自分達の生活保護費を義援金に寄付したり。

モルティブの人はスマトラ沖の津波の時に、
日本の援助で作った護岸工事のお陰で死者が出なかった事を、
未だに感謝してて、なんとか日本への恩返しをしようとしてたり。

ケニアでは、貧しくてラジオしか情報が無いのに、
その地域でしか取れない貴重な豆を寄付したり。

中国では福島の原発で、身を犠牲にして働く作業員のために、
歌を作って売り上げを義援金にしたり。

韓国も石油のトップの企業が日本の燃料不足のために、
自社の精製した燃料をタンカーで送ったり。

イギリスの7歳の女の子までが、
ニュースで流されていく人々の映像を見て、
乗馬のためにこつこつ貯めていたお金を全額、
義援金として寄付したり。

世界中のテレビ番組で日本のためのチャリティ番組が催されてます。
こんなに日本で起こったことを一緒に悲しんでくれて、
どれだけ日本人を愛してくれてたかって気付かされます。

そんな世界中の人の気持ちを、
日本の人達は、ちゃんと受け止めることが出来るのかって
そんなことを考えます。

忘れやすい日本人のいつもの癖で、
地震の事、被災者の事を
すぐ忘れてしまわないかって。

それで、外国の人の気持ちをがっかりさせてしまわないかって。


いま、日米で協力して行方不明者の捜索をやっています。

遺体の中には、思い出の家族写真を抱きしめて
亡くなっている遺体もあるそうです。

ポケットの中にホワイトデーのために奥さんへ、
こっそり買ってあった指輪が入ってる遺体があったり。

警察や地元の消防隊の人は避難誘導のためのマイクを
堅く離さずに亡くなっていた遺体が多かったそうです。

見つけた自衛隊員は、涙を抑える事ができないそうです。

いま、被災地では自分の家族が行方不明だったり、
思い出の詰まった家が流されたりと、
辛さ悲しさで気持ちが折れそうなのに、
それでも、自分に課せられた職務を粛々と勤める職員や自衛隊の方
もたくさんいます。

そんな被災地の人々の美しい魂に、
ニュースを見るたびに心が大きく動かされます。

それに対し、ずるく打算的で自己中心的な自分の生き方。
嫌と言うほどに投影され自分に突きつけられているような気がします。


押し寄せる巨大な津波は、
巨大な力で色々な物を変えてしまいました。
圧倒的な力の引き波で、
多くの物を持ち去ってしまいました。

それは、被災地だけの事ではないと思います。
気が付かなくてはいけないもの、
変えなくてはいけない物。
それを、いま見つめないといけないと思いました。

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